使われている自転車が、一番美しい — Sig.Randoという相棒【スタッフ愛車紹介 #02】
40台以上乗って、最後に残った一台
これまで40台以上の自転車を乗り継いできました。
ロードバイク、MTB、グラベル、ミニベロ、ママチャリ。速い自転車、美しい自転車、マニアックな自転車。そのたびに「これが一番だ」と思ってきた。
でも、「一番の相棒は?」と聞かれたら、迷わず出すのはこの一台です。
Sig.Rando。
grumpyが企画・設計・販売したオリジナルのクロモリツーリングバイクです。

前回のスタッフ愛車紹介 #01 ではORBEA OIZ(MTB)を紹介しました。あれが「速さと山」の相棒なら、Sig.Randoは「旅と生活」の相棒。まったく違う次元の魅力があります。
▶ 前回 #01:ORBEA OIZ|スタッフ愛車紹介 #01
Sig.Randoとは — grumpyが作ったクロモリツーリングバイク
Sig.Randoは、grumpyが企画・設計したオリジナルのクロモリツーリングバイクです。
レースのために生まれたわけじゃない。ファッションのために生まれたわけでもない。
毎日乗っている人が、ずっと乗り続けられる。それに耐えられる自転車であること。それがSig.Randoの設計思想です。
※Sig.Randoの詳細や在庫状況についてはお問い合わせからご相談ください。
ご飯のような自転車
Sig.Randoを一言で表すなら、ご飯のような自転車です。
豪華な料理ではなく、白米。
毎日食べても飽きない。お茶漬けにもチャーハンにもなれる。カスタムや用途によって味が変わる、生活に欠かせない一台。これがSig.Randoのコンセプトです。
使われている自転車が、一番美しい
僕が最も好きなタイプの自転車は、実際に「ガッツリ使われている」ものです。
その中でも、おじいさんやおばあさんが50年以上も使い続けているママチャリを見て、僕は感動したことがあります。修理しながら、カスタムしながら、気づいたら相棒になっていく自転車。毎日使われているのに、調子が良くてよく走る。
ピカピカで飾られた自転車より、傷だらけで毎日使われている自転車の方が、ずっと美しい。直感でそう感じてしまった。なんて素敵なんだと。
愛車のSig.Randoを50年使うにはまだまだだけど、これからもよろしく頼む、という気持ちです。
僕のSig.Randoを、用途別に分解する
「旅と生活の道具として、過不足なく」。これが現在のカスタム方針です。
パーツ数は多いので、用途別にグループ化して紹介します。
積載まわり
WALD フロントバスケット

WALDのバスケットに完全フィットする、長年の愛用品。サイズ感と収納力のバランスが絶妙で、日帰りから一泊程度ならこれで足ります。
Sig.Randoの標準装備として長年使い続けているフロントバスケット。普段の買い物はもちろん、ロングライドでは補給食やモバイルバッテリーなど「すぐ取り出したいもの」を放り込んでいます。
カゴネットを重ねて使えば、バッグから荷物がはみ出しても固定できるので、非常に重宝しています。
Swift Industries シュガーローフバッグ

灯火類 — ブルベ仕様の前後2灯
SON Edelux II(ダイナモライト)

メインはドイツ・SON(Schmidt's Original Nabendynamo)の定番ダイナモライト、Edelux II。走行中ずっと点灯し続けるので、バッテリー切れの心配なく夜間走行に集中できます。
Cat Eye VOLT800(バッテリーライト)
ロングライド愛好家に圧倒的に人気のバッテリーライト。現在ブルベ/パーマネントに挑戦中で夜間走行が多いため、質実剛健の2灯構成で運用しています。
※ブルベとは、決められたコースを制限時間内に走り切る超長距離サイクリングイベントのこと。
リアライト — Cat Eye 2灯構成

こちらはまだ検討中。ダイナモを前から引っ張ってくるか、別の電池式ライトを使うか、試行錯誤の最中です。もう少し綺麗にこの位置に装着したい — そんな悩みも相棒との対話です。
操作系 — 「最新のアナログ」としてのフリクション
microSHIFT 8段バーエンドコントローラー

フリクション仕様で使用中。フリクションとは、段ごとにカチッと止まるのではなく、手動で変速量を調整する仕様のこと。
変速段数に縛られず自由に使える「最新のアナログ」レバーだと思っています。ぬるっと動く感触が気持ちよく、一度慣れるとやめられません。
Tektroブレーキレバー

長年使いすぎて、いつから使い始めたのか記憶が曖昧なレバー。たしか昔、サーリー/クロスチェックを買った時に元々装着されていたもの。
小ぶりの握り心地で、手の小さな僕にもフィットします。もう1セット欲しいけど、今は手に入りにくいのが悩みです。
ベル — PDW × VIVAのカスタム組み合わせ

コラムスペーサー部分に装着しているベル。ほとんど鳴らすことはありませんが、雰囲気って重要です。土台はPDW、ベル本体はVIVAの組み合わせで、細部まで好みに寄せています。
駆動・ブレーキ — 長く使えるものを選ぶ
Sugino Mighty クランク + TIOGA 8速チェーンリング

日本を代表するスギノのマイティーシリーズに、TIOGAの8速用チェーンリングを組み合わせています。
このチェーンリングも、自分で研磨してシルバーに仕上げた一品。コスパが素晴らしいので、遠慮なく使い倒しています。雨のライドが続いたので、チェーンリングボルトのサビはご愛嬌。
グロータック EQUALブレーキ(前後)

機械式ブレーキの中で、一番気に入っているブレーキです。よく効き、メンテナンスしやすく、カラーバリエーションも豊富。純粋に「好き」と言える一品です。
Chris King リアハブ

長年愛用しているアメリカ・Chris Kingのハブ。時代に関係なくずっと使える良いパーツで、使えば使うほど回転が良くなっているようにも感じます。
「長く使えるもの、メンテナンスが簡単にできるもの」を大切にするChris Kingの哲学が、たまらなく好き。環境を考えても、こういうパーツ選びは大切だと思っています。いつまでも使い続けたい一品です。
細部のこだわり
Brooks B17スタンダード(レザーサドル)

英国ブルックスの定番レザーサドル。10年ほど使用していますが、まだまだ現役。革サドルは尻に馴染んでいくほど快適になるので、Sig.Randoの長い付き合いにぴったりです。
Swift Industries ゼイゲイスト サドルバッグ
スイフトの名作サドルバッグ。すでにボロボロですが、なぜか特に気にならず、裁縫で自分で修理しながら使っています。壊れても直して使える道具こそ、長く付き合える相棒です。
PDW フルメタルフェンダー(磨き仕上げ)

通常はブラックカラーですが、シルバー好きの僕は自分でやすりで磨きました。ところが途中で磨き残しがある工業的な雰囲気が意外とカッコよく見え、そのまま使用しています。
Wレッグセンタースタンド

普段の生活に欠かせないのはもちろん、サイクリング先での写真撮影でも非常に便利。安定性が高く、積載したままでも立たせられる頼もしい存在です。
ブルベ、雨の日、日常 — 実際どう使っているか
現在、僕はブルベ/パーマネントに挑戦中。先日も大雨の中を一緒に走ってきました。
ツーリングバイクとしての性能はもちろん、日常生活でもがっつり遠慮なく使う、僕の脚のような存在です。雨の日も、荷物が多い日も、近所の買い物も。使う頻度が多いからこそ、「使い込まれた」味が出てくる。
Sig.Randoは、乗るほどに自分の自転車になっていく感覚があります。
これからもよろしく頼むぜ、相棒。
もしSig.Randoが気になったら
Sig.Randoはオリジナル企画のため数量に限りがありますが、同じ思想で選べるツーリングバイクや、今回紹介したパーツ類は、grumpy店頭でご相談いただけます。
「ご飯のような、毎日乗れる一台」を探している方は、ぜひ一度お立ち寄りください。
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次回、スタッフ愛車紹介 #03 は、スタッフ清水のグラベルバイクをご紹介します。
MTB番長と呼ばれたオフロードライダーが組み上げたグラベルバイク。細かなカスタムは、説明していただかないと気づかない部分が多いんです!
お楽しみに!