ロッキーマウンテンのリーズナブルなハードテールマウンテンバイク「グロウラー20」

清水:

今日は、取り扱いを再開したロッキーマウンテンのマウンテンバイクが入荷してきたので、その紹介をしたいと思います。

今回入荷したのは、グロウラー20というモデルですね。

先に概要をざっくり紹介したいと思います。


グロウラーは、最近のモダンなジオメトリーを採用したハードテールマウンテンバイクで、

ホイールサイズは29インチ、

サスペンションのストロークは130mmがついてます。

ヘッドアングルは64度なので、寝気味ですね。

最近多くのモデルで、寝たヘッドアングルになってます。

なので、下りとか、ダウンヒルとかでも安定感のある走りができます。


シートアングルは、最近多い、立ち気味のシートアングルですね。

シートアングルは、75度ですね。

例えば、カラテモンキーは71度ぐらい。

プロが使うようなハードテールでも72,3度なので、割と立ってます。

(角度が)ちっちゃい方が寝てます。

数字が大きいと立ち気味で、上からペダルを踏むようになるんで、

登りでも漕ぎやすくなるんじゃないかな

というところですね


池田:ロードバイクでは考えられない角度ですね。

ロードバイクは70度前後が多いんで。


清水:マウンテンバイクはヘッドが寝て、シートアングルが立って、

というのが最近のジオメトリーです。

と言っても、

設計は尖り過ぎではなく、

例えばUnautholizedの33rmは、ヘッドアングル63度で

リアがめっちゃ詰まっててすごくピーキーな自転車で、

ダウンすごくいいんですけど、登りはダメ。

いや、ダメじゃないですけど、乗り難い。


そういった尖り過ぎない、割とオールマイティに使えるモデルじゃないかなと思います。

初心者の人にはもちろんいいし、カスタム次第では、

ハードテールが大好きな中・上級者の人でも満足できるモデルかなという感じです。


色はこのブラックブラウンと、レッドブルー

Sサイズが160cm前半から170cmくらいまで乗ってもらえるサイズで、

ブラックブラウンの方がMサイズで、165cmから175cmぐらいの方に対応するサイズになってます。

Lサイズは175cm以上の方という感じですね。

今回入荷したのはグロウラー20というエントリーモデルで税込20万4600円


池田:

安い!


清水:

マウンテンバイクデビューにはちょうどいいかなと思います。


池田:

すごいですね。この内容で20万円ぐらいなんですね。


清水:

さすがにめっちゃいいパーツついてるって訳ではないんですけど、

カスタムのしがいがあるかなというところですね。


何か質問はありますか?


池田:

頭を真っ白にして、聞いてみます。

タイヤは、どれくらいの幅がついてるんですか?


清水:

純正は29インチの2.6インチ幅がついてます。

クリアランス的には2.8くらいまで行けそうです。

ただちょっとキツキツになるかもしれないですね。

ちょっと車体が振れたら当たるかもしれません。

タイヤクリアランスタイヤの上限を見つけられなかったんで、

どこまで対応するかをはっきりわからないですけど

もう1サイズぐらいは大きいのが入ると思います。


池田:

すごいですね。

今のマウンテンバイクは、29 x 2.6インチのタイヤが標準でつくんですね。


清水:

標準になってきてますね。

特にこういうちょっと下りを意識したような自転車は特にそうですね。

オールマイティに使うようなものは、ほとんど2.6までいけるようになってますね。

クランパスのタイヤサイズは何て言いましたっけ?


池田:

29プラスですね。


清水:

2.8とか、29プラスと言われるような幅は、もう減ってきてますね。

2.6まで入ればまあ問題はないだろうというところですね。


池田:

レース系の人も2.6を使ったりするんですか?


清水:

レース系は逆に細いですね。

ゴリゴリのレースする人は2.4ぐらいを使う人が多くて、

レース向けのタイヤは2.4が多い。

どっちかというと、楽しく乗りたいなとか、

もうちょっと安心が欲しいとか、

ゴリゴリのレースじゃなくて、

ちょっとファンライド的な人はこういった方が楽しいかもしれないです。


池田:

なるほど。

同じ29インチの自転車で、サーリーのカラテモンキーとか、

クランパスっていうのがあるんですけど、

それにドロッパーとサスペンションを付けたタイプの自転車と

ロッキーマウンテンのサスペンションとドロッパーをつけたものだと、

どんな違いがありますか?


清水:

そもそもターゲットがまず違うんで、

カラテとかクランパスっていうのはどっちかっていうと、

トレイルも走るけど、ツーリングとかバイクパッキングも、

っていう風な部分があるんで

ジオメトリ自体が割とオーソドックスな感じですね。


ヘッドアングルとかが例えばカラテだと

サスありモデルで67.5度で、クロカンバイクとか同じぐらいで、

普通の乗り方する人にはいいかな。


グロウラーは64度なので、より下り向け、

より山を走るのに快適な設計になってます。

後ろもちょっと詰まった設計、

いやカラテとリアはそんな変わらない、かもしれないですけど。


池田:

ブースト規格?


清水:

ブースト規格です。


池田:

今はチューブドですか?


清水:

今はチューブドです。

まずカスタムするならチューブレス化がいいかなと思います。

タイヤがチューブレス対応してないんで、

チューブレス対応のタイヤを買う必要があるんですけど

今からちょっとカスタムしようかなという時は、

まずチューブレス化してあげると、

より乗りやすくなると思いますね。

リムは、チューブレス対応しているので。


池田:

タイヤとチューブレス用品を揃えれば…


清水:

いけます。


池田:

お客さんによく聞かれる質問があるんですが、

「身長が170cmです。

SサイズMサイズどっちがいいですか?」

ちょうど(身長が)真ん中の場合どっちを選んだらいいですか?


清水:

乗り方によると思うんですけど、

山で遊びたいという人は小さめを選んだ方が乗りやすいと思います。

身長170cmだったら、グロウラーだとSサイズがいいんじゃないかな、

と思います。

山はそんなに走らないよ、と言うんであれば、Mサイズでもいいかなと思います。

僕はMが欲しいです。

それはその人のレベルとか、好みとかあるんで

初めてだったらマウンテンバイクは小さい方を選んだ方がいいんじゃないかなと思います。


池田:

ロッキーマウンテンはいろんなモデルやグレードがあるんですけど、

清水さんが、このグロウラーを選んだ理由があるんですか?


清水:

昔、YouTubeで「ハードテイル要らない説」という動画を撮ったんですけど、

正直なところ初心者はフルサスの方がいいよっていうのはあるんですけど、

やっぱりフルサスって値段も高くなるし、手が出しにくいところがある。

でもマウンテンバイクに乗りたいという人がそこで諦めちゃうのはもったいない。

とりあえず乗ってもらいたいと思うんで、手を出しやすい価格帯のもので。

ハードテイルも意外と面白いんです。

僕も今ハードテイル欲しいんで、

是非乗って頂きたい、1台もっていて損はない自転車なんで

ハードテイルがいいかなと。

グロウラー20に関して言えば、

割と尖りすぎない、汎用性の高いハードテールなんで、

本当に最初の1台にはいいんじゃないかなと思って、

グロウラー20を選んでみました。


池田:

なるほど。これがあればもうこの近所の山はもう全然OKですね。


清水:

もう全然いけますね。

カスタム次第ですけど、十種ケ峰とかも走れます。

ヘッドアングルが寝てるんで、ダウンヒルもいけます。


池田:

ロッキーマウンテンに限った話じゃないんですが、マウンテンバイクの完成車を買って山に遊びに行こうという時に、必要な用品って何かありますか?


清水:

初心者だったら、まずはヘルメットですね。

プロテクター類もあるとより安心ですね。

せめて膝だけでもいいんで。

あとグローブですね。

その辺があればまあいいんじゃないかと思います。

修理キット、携帯工具とかもあればいいと思うんですけど

徐々に揃えていってもいいのかなというところですね


池田:

あとはグローラーをカスタムするならこれ、というものありますか?


清水:

まずやってほしいのはタイヤのチューブレス化ですね。

で、乗りながら、サスペンションですね。

これをもうちょっと軽いものにしてあげるとより乗りやすくなると思います。

最初からサスペンションを変えたいっていう人は、一つ上のグレードにはいいサスがついているんで、そっちにした方がいいかもしれないです。

初期費用を抑えて、徐々にグレードアップしていきたい場合は、これをチューブレス化するのがいいと思います。

あと、このモデルはペダルが最初からついてるんですよ、珍しく。

なので、そのまま乗れるんですけど

ちゃんと食いつくペダルにしてあげてもいいかなとと思います。

他はハンドルとかグリップとか、この辺を好みに応じて変えてあげると、

より自分にあったものになっていくかなというところですね。


池田:

この2台がもし売れてしまった場合、在庫はどんな感じですか?


清水:

グロウラー20はSとMを2台ずつ取ってますけど、

青い方はもう国内完売してるんで、とってるだけ。

黒い方は代理店に在庫あります。


村上くん、なにか質問ありますか?


村上:

清水さんがMサイズが欲しい理由が気になりました。


清水:

Mサイズ?


村上:

今ハードテールでMサイズが欲しいという

理由がちょっと気になりました。

初心者はSサイズがいいけど、玄人の清水さんがMサイズが欲しい理由って。


清水;

僕は身長が163cmなんで、ジャストサイズがSなんですけど、

僕は、トップチューブの長いのが好きなんです。

フレームが長くて、ステムを短くしたいので、Mサイズにしたい。


池田;

そうなんですね。

Mサイズにすると、股を打ったりしやすくなりますよね?


清水:

しやすくなりますね。

ただ、マウンテンバイクって基本的にスタンドオーバーが低く、

そもそもが足つきがいいように作ってるんで、

言うほど気にならないと思います。

1点問題は、ドロッパーポストでちょうどいいのがないかもしれない

僕の足の長さに対応できる短いドロッパーポストがないかもしれない。


池田:

なるほど(笑)


清水:

そこが一番の問題点ではあるんですけど、

そこはまたそのストロークを調整できるドロッパーポストを入れて対応する


村上:

清水さんの好みってことですね。


清水:

完全に好みです。

万人受けする好みではないと思います。

今一番欲しいのは1個前のカメレオンのMサイズ

現行ではなくて。


池田:

難しいところですね。


清水:

それか、YETIのARCっていうのがぴったり。

ちょっと高いんですけど。


池田:

グロウラーは20万円でドロッパーもサスペンションもついていて、いいですね。


清水:

追加部品が要らなくて、これだけでいけるんで

とりあえず始めたいっていう人にはとてもいいんじゃないかなと思います。


池田:

これはもう店頭展示してます。


清水:

両方ともMサイズSサイズ両方とも見れますんで、

ぜひ店頭へ見に来てください。


今日は、新しく入荷したロッキーマウンテンのクローラーの紹介でした。

ありがとうございます。



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