使いやすさが際立つMTBホイールセット。MAVIC CROSSMAX XL
かれこれ2年くらい使っているMAVIC CROSSMAX XL。
eMTBでのトレイルライドからダウンヒルレースでも使ってきました。
トラブルが少なくとても使いやすいホイールだと感じたので今更ながら紹介します。
MTBのホイール選びで迷っている人は参考にしてみてください。
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何がそんなに使いやすいのか
MAVIC CROSSMAX XLの最大のメリットはテープレス構造。
リムテープが不要です。
チューブレスタイヤを使う上でのトラブルの多くがリムテープに起因します。8割くらいはリムテープが絡んでいると思います。残りの2割が、バルブ、タイヤそのもの、タイヤとリムの相性、シーラント不足といったところでしょうか。
リムテープがいらないだけでトラブル自体が減るし、不具合の原因の切り分けがとても簡単になります。チューブレスが前提のマウンテンバイクでは本当に助かります。
これだけでこのホイールを選ぶ価値があるといっても過言ではないです。ほんとうに。
実際に使ってみてどうなのか
リムが素晴らしいです。やはりリムテープがないことの恩恵がとても大きいです。
タイヤの組み付けは普通のリムと大差ないですが、タイヤを取り付ける時も外す時もリムテープを傷つける心配がないのでタイヤレバーを気にせず使えるのはとても大きなメリット。神経を使わなくていいし時短にもなります。
また、僕が使ったいくつかのタイヤではフロアポンプだけでビードが上がりました。出先でのトラブルでも安心です。
エア漏れも非常に少なく、放置していても空気が抜けきってビードが落ちてしまうなんてこともありませんでした。タイヤとの相性もあるでしょうが非常に機密性は高いです。
転がりは予想以上軽い印象でした。正直なところ転がり自体はさほど期待していませんでしたが、漕ぎ出しも惰性で進む時もスーッと進んでとても気持ち良いです。
MAVIC CROSSMAX XLの長所と短所
長所
・リムテープ不要
・タイヤレバーを気にせず使える
・転がりが軽い
・適応タイヤ幅が広い。2.35〜3.0まで。eMTBにもOK
短所
・ノッチが少ない24T(オプションで40Tにアップグレード可)
・専用スポークがいる
短所といっても長所と表裏一体、
ノッチの数については好みや乗り方の問題で、個人的にはノッチ多い方が楽しいので短所にしましたが、多ければ多いほどいいというわけでもありません。サスがロックしやすかったり、不意に加速してしまったり。多ノッチ特有の問題もあります。
オプションのキットを組み込むことで40Tにアップグレードすることもできます。
専用スポークについては、汎用スポークでは代用できないのでMAVICディーラー以外では対応できないことがあります。いつでもどこでも対応できないというのがデメリットですが、スペアは2本付属しているし左右の長さが共通なので最低限準備しておけばトラブルは最小限に抑えられると思います。
オススメの人
チューブレス初心者の人やチューブレスで苦労した人に是非使ってもらいたいホイールです。チューブレス特有のストレスはかなり軽減できます。
完成車の純正ホイールからのアップグレードにもいいです。
どんな乗り方に向いている?
近所のトレイルもいいし、ダウンヒルもOK。下りもしっかり楽しみたい人にオススメです。
僕はeMTBで使っていますが問題なし。DHレースでも勝てました。
MAVIC CROSSMAX XLスペック
リム
素材:アルミ
内幅:30mm
ジョイント:SUP溶接
チューブレス可
リムテープ不要
ハブ
ブースト規格
ID360フリーホイール(HG/XD/MS)
6穴ディスク
スポーク
ニップル一体型専用スポーク
スチール
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