マウンテンバイクが上手くなるために、タイヤインサートでリムを守ろう!
マウンテンバイクが上手くなるために、大事なことの一つがタイヤの空気圧です。
空気圧一つで、乗り味・操作性が大きく変わります。
最近のマウンテンバイクはチューブレスが当たり前です。チューブレスになったことでパンクのリスクが減り、空気圧をより低くできるようになりました。十分なグリップを得るためには、できる限り空気圧を低くしたいです。
一方で、チューブレスで空気圧を低くできるようになり、タイヤのビードが外れたり、リム打ちでリムを割ってしまうトラブルが増えてきたように感じます。
リムが割れたらどうしようもないですが、走行中にビードが外れると、リムを痛め、再度チューブレスでの使用ができなくなることがあります。そうなるとリムを交換しなければなりません。
このようなトラブルを予防するのが、チューブレスタイヤの中に仕込む、タイヤインサートです。
タイヤインサートのメリット
最も大きな効果は、低い空気圧でもリムの破損を気にせず、思い切り走れることです。
他にもモデルによって多少違いはありますが、以下のような効果が期待できます。
- リム打ちからリムを守る
- タイヤのビードをロックする(外れにくくなる)
- 細かな振動を減衰させる
- 空気圧をより低く設定できる
- 軽量タイヤなど、サイドが柔らかいタイヤをよれにくくする
もちろんいいことばかりではありません。
デメリットもあります。
- セットや交換が大変なものが多い
- 重量が増える
- 出先でトラブルがあった時に面倒
セットの難しさに抵抗を感じる方が多いかもしれませんが、一度セットしてしまえば、次にタイヤを交換する時まで何もしなくていいので、リムを破壊したり、それを気にして萎縮した走りになるよりずっといいと思います。
自分でセットできない場合や、めんどくさいという場合はショップに任せるのがいいと思います。
タイヤインサートはこんな人におすすめです。
- ダウンヒルを楽しみたい人
- ハードテイルで攻めまくる人
- eバイクに乗る人
- 少しでも軽いタイヤを使いたい人
- 初心者から抜け出し、ある程度乗れるようになった人(ちょっと慣れてきた頃が危ないです)
オススメのタイヤインサートはこの3種
取り付けは大変ですが、リムのプロテクション、ビードロックの効果はとても高いです。タイヤインサートの代名詞的な存在です。
対応したバルブが必須です。純正バルブが付属していますが別のものを使いたい場合はPEATY'S x CHRIS KING Tubeless Valves MK2 などがオススメです。
専用ツールを使えば多少楽に取り付けできます。👉 CushCore Bead Dropper
内部が空洞なので軽量で、シーラントが回り易い。
クッシュコアに比べると取り付けは容易。バランスの取れたタイヤインサート
リムの保護に効果を絞ったタイヤインサートです。最も気軽に使えるタイプです。
ビードロックの効果は薄いですが、取り付けがとても簡単で、初めてのタイヤインサートにオススメです。
▲タイヤインサート使用上の注意▲
どのモデルも、使用するリム幅にあわせたタイヤインサートを使用してください。サイズが合っていないと効果が半減します。
チューブレスバルブはタイヤインサートに対応したものがベターです。対応していないと空気圧の調整、シーラントの補充が困難になる場合があります。
👉 Peaty'sのバルブなどが対応しています。
リムの破損が気にならなければ、より思い切ったライディングに挑戦できるようになります。 リムを守って更なるレベルアップを目指しましょう。