【一生モノの変速機】自転車オタクが惚れる「Madrone Jab Derailleur」の凄さとは?

こんにちは、グランピーの池田です。

今もっとも熱いリアディレイラーと言えば「Madrone Cycles(マドローン・サイクルズ)」の「JAB(ジャブ)ディレイラー」でしょう。



僕自身、自分の自転車に装着し、ロングライドやMTBレース、トレイルライドでも使ってみましたが、ストレスや違和感が全くなし。身を持ってしっかりと信用できるリアディレイラーだと感じました。

自転車ギークな(マニアな)お客様からもご好評をいただき、あらゆる組み合わせで、カスタマイズを実験中です。



Madroneは、2024年に発表された新しい変速機ブランド。
アメリカ・オレゴン州アッシュランド発で、まさに「自転車ギークの極み」とも言える、可能性に満ち溢れた逸品です
今回は、そのMadroneのリアディレイラーについてご紹介します。


◆ 「壊れたら直す」という哲学
現代のハイエンドな変速機は電子制御化が進み、故障すると個人での修理が難しく、コストもかさむのが現状です
自らも電動変速機を使用しているサイクリストであったマドローンの創業者は、すべての自転車の変速機が電動化していく流れに違和感があった一人。
高性能でありながら、汎用的で、修理が可能、そして長く使い続けられるものを理想に掲げ、このディレイラーを作り上げました
一般的なディレイラーは分解できないよう「カシメ」られていますが、マドローンはボルトとアーレンキーだけで「バラバラ」に分解可能です
壊れた箇所だけパーツを交換して修理できる、または別の仕様にリアディレイラー自体をカスタマイズし対応させるなど、使い捨てでない、まさに一生モノの道具です


◆驚異の互換性「壁を超えるリアディレイラー」
Madrone JABディレイラーの最大の特徴は、メーカーや段数の壁を軽々と超えてしまう汎用性です。
「カム」と呼ばれる小さなパーツを付け替えるだけで、ワイヤーの引き量を変え、シマノ・スラムの両メーカーのシフトレバーに対応します


11速と12速、段数が変わってもディレイラーを買い換える必要はなく、「カム」の変更で対応できます。
(実はシマノの10速にも装着してみましたが、問題なく動いてしまいました。メーカーの推奨外なので、この辺りは実験中です。)

JABディレイラーは、「カム」を入れ替えることでドロップハンドルもフラットハンドルも(ロード用シフターでもマウンテンバイク用シフターでも)対応可能です

つまり「今はスラムの11速だけど、将来はシマノの12速にしたい」といったカスタムにも、このディレイラー1つで対応できます。


◆実際にレースで使ってみた感想
JABディレイラーを実際に「リッチー・ウルトラ」に装着し、ほぼぶっつけ本番でレースに投入したところ、マスタークラスで2位という好成績を収めました!
実際に使ってみると変速機自体は全くガタつきがないしっかりした作りで、「バシバシ決まる」精度です。
ディレイラーを指で動かしてもガタつきがほとんど感じられない精度の高さ、剛性感もバッチリ。
また、アナログ(ワイヤー引き)ならではの、自分でセッティングやメンテナンスをする楽しさが詰まっているのもポイントでしょう
泥汚れでベタベタになりましたが、洗車の際も漏電も気にならなかったのも実は嬉しいポイント。
グラベルや探索ライドに出かけると、リアディレイラーがどっぷり水に浸かるシチュエーションもあったので、そんな時でも精神的にちょっと楽でした。


◆自分好みにカスタムできる楽しみ
機能だけでなく、見た目のカスタム性も◎。
このブログを書いている時点で、グレイ、シルバー、パープル、ブルーの4カラー展開。
標準のグレーのほか、クラシックに組むならシルバー、カラフルに個性的に行くならパープル、ブルーと、好みに応じて選べます。

また、ゲージの長さは2種類あり装着するスプロケットの大きさに合わせて、ロング(42-52T対応)とショート(40-44T対応)が選べ、後からの交換も可能です

各パーツも補修部品が用意されているので、消耗してきても交換可能、末長く使えるのも嬉しいところです。

シマノのスプロケットに登場したばかりの12段(9-45T)の歯数にも対応しました。
 

◆こんな方におすすめ!
機械式変速機のニューフェイス、Madrone Jab ディレイラーですが一体どんな人におすすめか考えてみました。
・アナログ・機械式が好きな人
レコードプレーヤーやフィルム写真、クラシックギターが好きな人は結構似ているかもしれません。現代においては、スマホ一つで音楽を奏でて聞き、写真も撮れます。ただ「わざわざ」やることに意味がある。苦労を楽しむ。デジタルには出せない細かい調整がやりたい。そんな方にはぴったりかと思います。

• 1台の自転車、1つのパーツを長く愛用したい方
変速機が変わると他のパーツも連動して変えなければならない。そんなパーツ規格に違和感がある人、一個のパーツを大事に使い続けたい人。たとえ変速の段数が変わったり自転車が変わってもパーツを使いたい人。いいと思います。

• 「ドロップにするかフラットにするか」悩ましいバイク(Surly Grapplerなど)に乗っている方
今はドロップハンドルで変速機もロード用を使っているけど、後々フラットハンドルのMTB用に変更するかもしれない。そんな人には「カム」一つでどちらの変速機にも対応できるJABディレイラー、おすすめです。
MadoroneのJABディレイラーは非常に汎用性が高い反面、「カム」と「レバー」の組み合わせが少し複雑です
お客様の現在の仕様や、これからやりたいカスタムをお伺いした上で、最適な組み合わせをご提案させていただきます。
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Madroneに関するYoutube動画はこちらです。

 

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