水も時間も使わない。10分で終わる自転車の洗車方法
綺麗に整備された自転車はそれだけで気持ち良いものです。
自分で洗車すれば尚更愛着も湧きます。
でも、仕事が忙しくて時間が取れないとか、あるいは乗るほうが忙しいとか、単純にめんどくさい…とかとか、理由は様々ですが洗車にかける時間はできるだけ短く簡単に済ませたい、そう思う人も少なくはないでしょう。
とにかく簡単で手早く洗車を済ませたいあなたに水も時間も使わず自転車をキレイにする方法を伝授します。
水を使わないので水洗いができない環境の人にもオススメの洗車方法です。
Step1~3までありますが、日常の洗車はStep1だけでもOKです。よりキレイに保ちたい場合はStep2、3と進んでください。
動画でも見れます 👉 Youtube「水も時間も使いません。10分で終わる自転車の洗車」
Step1. 洗浄
ドライブトレイン → フレームの順で洗うと汚れ移りが少なく効率が良いです。
まずはドライブトレインから。
デラトレイルを使います。
洗浄液を入れた専用の洗浄機をチェーンにセットしてクランクを1分くらい回すだけ。
回していると回す力がだんだん軽くなっていくのを感じると思います。汚れが落ちていっている証拠です。
キレイになったら洗浄機を外してチェーンについた余分な洗浄液をウエスなどでしっかり拭き取ってドライブトレインの洗浄は終わり。
実はこの時点でチェーンの注油まで終わっています。なんて楽ちん。ありがたい。
もし、変速機のプーリーなどに頑固な汚れがこびりついている場合は、最初にMuc-off クロウブラシなどでこそぎ落としておくと時短できます。
次に全体をキレイにします。
使うのはMuc-off ウォータレス ウォッシュ。
水を使わず洗車できるクリーナーです。
自転車全体にウォータレス ウォッシュをスプレーして数分置きます。滴るくらい思い切ってスプレーするのがいいです。ブレーキ周りに使っても問題ありません。
待っているうちにクリーナーと共に汚れがボタボタと落ちていきます。その後、フレームに残ったクリーナーをウエスで拭き上げます。
これで終わり。
慣れたらここまで10分かかりません。日常の洗車ならここまででもOKです。
もっとキレイにしたい場合はStep2へ進みましょう。
※洗浄時は床に洗浄液が落ちます。床を汚したくない場合はMuc-off ワークショップマットのような敷物を敷いて作業しましょう。
Step2. 保護
Step1の後に一手間かけると仕上がりがよりキレイになり汚れも付きにくくなって次回の洗車が楽になります。
使うのはMuc-off シリコンシャイン。フレームや樹脂パーツの輝きを取り戻しさらに汚れを付きにくくします。
ブレーキ周りやタイヤのトレッド部分を避けてスプレーします。
スプレーしたところをキレイなウエスでよく磨いてください。ツヤツヤでスベスベになって汚れも付きにくくなります。
※艶が出ては困るマットカラーのフレームにはMuc-off マットフィニッシュディテイラーを使ってください。
もし、サビが気になる場合はシリコンシャインに加えてMuc-off HCB-1を気になる部分にスプレーしておけば強力にサビを防ぎます。
クロモリフレームならばフレーム内部にスプレーしておくのも良いでしょう。
天候に関係なく自転車に乗る人はフレームのシートポストが入る部分にMuc-off バイオグリースなどの防水性の高いグリスを塗っておくとフレーム内への水の侵入を防ぐことができます。
※シリコンシャイン、HCB-1などはブレーキ周りへのスプレーは厳禁です。付着してしまうとブレーキが効かなくなります。Muc-off ディスクブレーキカバーを使用すればディスクブレーキ周りへの付着を気にせずスプレーできます。
Step3. 注油
Step1でドライブトレインを洗浄した時点でチェーンの注油は終わっているのでチェーンには注油しなくても問題ないですが、心配な場合や好みのチェーンオイルがある場合は必要に応じてチェーンにオイルを差しておきましょう。
オススメのチェーンルブはMuc-off C3 DRY セラミックルブ 。
天候に関係なく乗る人はMuc-off C3 WET セラミックルブがいいです。
チェーンオイルを差した後は余分なオイルを拭き取っておくと汚れにくいです。
これでバッチリ洗車完了です。
Step1~3まで全てやれば日常の洗車は完璧ですが、Step.1だけで終わっても問題ありません。
その時の気分や必要性を感じた時にStep2、3を追加で作業するのでもいいと思います。
月に1回10分でもいいので時間を取って日頃使っている自転車をキレイに洗って気分もリフレッシュしてみましょう!