目に見える成長が楽しい!データ活用の楽しさ

「ただ乗るだけ」じゃもったいない!

「最近ちょっと太ってきたし、健康のために自転車に乗り始めたけど、効果があるのかイマイチわからない」「気持ちいいから乗ってるけど、これで体力ついてるのかな?」──そんなふうに思ったこと、ありませんか?

実は、自転車をただ漠然と乗るだけだと、なかなか効果が感じられないことが多いんです。楽しいけど「やりっぱなし」になってしまうというか。

でも、安心してください!サイクリングをもっとエクササイズ的に楽しむコツがあります。それが、データを使ってみることなんです。

データを使うと何が変わるの?

「データって何か難しそう…」と思うかもしれませんが、そんなことはありません!走行中の心拍数やペース、負荷をちょっと意識するだけで、今のサイクリングが一気にトレーニングっぽくなりますよ。

① 「ちょうどいいペース」がわかる

心拍数は、運動の強さを教えてくれる一番わかりやすいデータです。心拍数による強度の分け方はいろいろありますが、例えば次のようにざっくり分けて考えることもできます。

ゾーン 運動強度 心拍数 体感
ゾーン1 リカバリー・軽い運動 最大心拍数の50–60% 楽に会話ができる。疲れを感じない。 クールダウン、リラックスライド
ゾーン2 持久力向上・基礎トレーニング 最大心拍数の60–75% 少し息が上がるが快適。長時間続けられる。 ロングライド、観光サイクリング
ゾーン3 効率向上・筋力強化 最大心拍数の76–87% 息が荒く、会話が難しい。集中が必要。 坂道ライド、テンポ走


例えば、「今日はゾーン2をメインに1時間走ろう」とか決めると、翌日に疲れが残らない程度に運動ができ、気持ち良さと成長が同時に得られます。

② 頑張り具合を数字で見える化

サイコンやZwiftなどに表示されるTSS(トレーニング・ストレス・スコア)や、Stravaみたいなアプリで使われる、「相対的エフォート」っていう数値を見ると、自分がどれくらい頑張ったかが分かります。これ、めっちゃ便利です。

例えば…
- 数値が高ければ「今日はいいトレーニングができたな!」とか、
- 数値が低い日が続けば「少しペースを上げた方がいいかも?」と気づけます。

「今日はどれくらい頑張れたかな?」ってワクワクしながらデータを見るのが、ライド後の新しい楽しみになりますよ!

③ FTPで成長をチェック!

FTP(1時間持続できる最大の力)を測ると、今の自分の体力がどれくらいなのかが分かります。そして、その数値がちょっとでも上がると、「自分、成長してる!」ってテンション上がります。

例えば、「3か月前は150Wだったけど、今は160W!」なんて分かると、自転車に乗るのがもっと楽しくなるはず。

データを使うなら、こんな装備が便利!

「データって面白そう。でも、どうやって測るの?」という方に、初心者でも使いやすいアイテムをいくつかご紹介します。

① サイクルコンピューター(サイコン)

スマホでも代用できますが、専用で用意した方が何かと便利です。距離、速度、心拍数、パワーなどをリアルタイムでチェックできたり、走ったルートを記録できたりします。

② 心拍計

運動の強度をちゃんと把握できるので、効率的なトレーニングにぴったり。胸につけるタイプ(ベルト型)や腕時計タイプがありますが、精度はベルト型が◎!

③ パワーメーター

ちょっとお値段は張りますが、本格的にトレーニングしたい人には必須です。パワー、ケイデンスを測定できます。ペダル型、クランク型などが人気です。

成長を楽しもう!

データを活用すると、ただのサイクリングが「トレーニング」に変わります。そして、数字が少しずつ良くなっていくのを見ると、「もっと頑張ろう!」っていう気持ちになるんです。体重が気になる時の体重計に近いと思います。

まずはサイコンや心拍計から始めてみませんか?新しい楽しみ方が広がりますよ!

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