ラジアルタイヤは本当に良いのか?Schwalbe ALBERT / シュワルベ・アルバートでダウンヒルしてきました。

結論から言うと、めっちゃ良かったです。

最初は正直、「ラジアル構造になったところで、そんなに変わらないでしょ?」と思っていました。
でも実際に装着して走ってみると全然違いました。かなり良いです。

トクサガミネで実際にダウンヒルしてきたのでこの感動を共有しておきたいと思います。


Schwalbeの新構造「Radial / ラジアル」とは

自動車では一般的なラジアルタイヤですが、Schwalbeの新モデルALBERTは、MTBタイヤとしては初めて(なのかな?)ラジアル構造を採用しています。


従来のバイアス構造に比べて、ケーシングの繊維角度をより鈍角に変更することで路面への追従性と接地面積を向上。


同じ空気圧なら接地面積が約30%広がるとされ、トラクションと安定感が大きく変わります。
従来モデルよりもしなやかにたわみ、地面を“掴む”ようなイメージです。


タイヤの仕様

今回試したのはALBERTのGRAVITY PRO ケーシング

フロント:29×2.5 ADDIX ULTRASOFTコンパウンド

リア:27.5×2.5 ADDIX SOFTコンパウンド


使ってみた印象

  • サイドウォールはグラビティタイヤらしく分厚くガッチリしているのに、触った感触も走行感もとてもしなやか。

  • ALBERTは硬く締まったハードパック路面向けに設計されているということでしたが、湿った黒土のツルツル滑りそうなコーナーでもしっかりグリップし、減速時もスリップしにくくしっかり止まるので安心できました。

  • いつもはビビり散らかすハイスピードのフラットコーナーも安心して走れました。
  • いつもの空気圧ではリム打ちっぽい感触が出たので、少し高めの空気圧がちょうど良さそう。空気圧を上げてもしっかりグリップしました。

  • 取り付けはスムーズで比較的はめやすかったです。


タイヤの印象を一言で言うと

滑らないから安心できて楽しい!

見た目はタフなグラビティタイヤですが、乗り味はトレイルタイヤのようにしなやかで扱いやすい。
ハードパックから湿った黒土までしっかりグリップし、空気圧を上げても安心感が保たれる懐の深さがあります。
グラビティ系タイヤの安心感としなやかさの両立が感じられるタイヤでした。


今後気になること

今回使ったALBERTでも充分満足でしたが、よりダウンヒル寄りに設計されたMAGICMARY RADIALが俄然気になります。ALBERTよりもグリップしてくれそうなので、ダウンヒルがもっと楽しくなりそうです。


フロントにMAGICMARY RADIAL、リアにALBERTの組み合わせが調子良さそう。
来シーズンのダウンヒルタイヤが決まってしまいました。

バイアスからラジアルへ──正直、構造が変わっただけでは大差ないと思っていました。
だけど実際に走ってみて、その考えは完全に覆されました。

Schwalbe ALBERTは、グリップ・安定感・しなやかさ、すべてがいい感じにまとまったタイヤです。
ダウンヒルやエンデューロなどのグラビティ寄りのライダーだけでなく、eMTBにもおすすめできる一本です。


ALBERT GRAVITY PRO:税込17,600円
・29×2.5 ADDIX ULTRASOFTコンパウンド
・27.5×2.5 ADDIX SOFTコンパウンド

 

MAGICMARY RADIAL GRAVITY PRO:税込17,600円
・29×2.5 ADDIX ULTRASOFTコンパウンド
・27.5×2.5 ADDIX SOFTコンパウンド

初回入荷分は数が少なくすぐに完売してしまったそうで現在絶賛予約受付中です。
来シーズンに向けてタイヤをお探しの方、清水までご相談ください。

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