UnAuthorized 45rpm 新登場!トレイルライドが捗るクロモリハードテイル、その特徴と33rpmとの違い
国内ブランド「UnAuthorized(アンオーソライズド)」から、トレイル向けハードテイルモデル45rpmが登場しました。
クロモリ素材特有のしなやかさと、国内のフィールドを意識したジオメトリ設計。日々の山遊びにしっかり馴染むモデルです。
グランピーにも入荷していますので、今回はその設計意図や、既存モデルである33rpmとの違いなどをご紹介します。
45rpmの特徴と設計意図
▸ ヘッドアングル:64.5°
ヘッドアングルは64.5°(140mmストローク時)に設定されており、トレイルバイクとしては標準的な範囲に収まります。
荒れた下りでは安定感があり、タイトな登り返しや切り返しでも扱いやすさを確保しています。
33rpmではフロントトラベルや重心バランスの影響により、急登でフロントが浮きやすいと感じる場面がありました。
その点、45rpmではジオメトリバランスが見直され、登りの扱いやすさも改善されています。
サスペンションの推奨ストロークは130mm±10mm。
▸ リアセンター:410mm
29インチとしては非常に短いリアセンターにより、バイク全体の動かしやすさや踏み込み時の反応性が向上しています。
立ち上がりのトラクションも感じ取りやすく、タイトなトレイルでもライダーの意図を反映しやすい設計です。
▸ クロモリ素材のしなやかさと振動吸収性
ダブルバテッドのクロモリチューブを採用し、フレーム全体が適度にしなることで、路面からの衝撃をやわらげてくれます。
特にリア三角は細めのパイプを使い、柔軟性が高く、後輪の追従性やトラクション感につながっています。
また、トップチューブはシートチューブ側が扁平で、ヘッド側に向かって丸パイプへと変形する形状になっており、フロントまわりの剛性と全体のしなやかさのバランスが取れています。
▸ 応答性の高いフロントまわり
ハンドル操作に対するレスポンスも良好で、コーナーやセクションの切り返しで扱いやすさを感じます。
フルサスバイクに比べてバイクの動きがダイレクトに伝わるぶん、ライン選びの楽しさも実感しやすいポイントです。
▸ トップチューブ長:やや長め
トップチューブ長は余裕を持たせた設計で、前後荷重をコントロールしやすくなっています。
ドロッパーポストとの相性も良く、下りでもライダーが動ける空間が確保されています。
どんな使い方に向いているか
45rpmは、トレイルライドが中心で、ゲレンデはたまにという方におすすめ。
以下のような使い方を想定されている方に、特に検討していただきたいモデルです。
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トレイルライドがメイン
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整備されたローカルトレイルや、短い登り返しのある山を走る
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ダウンヒルコースやゲレンデは年に数回程度
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クロモリならではのしなやかな乗り味を好む
- クロモリが好き
33rpmとの違いと選び方
UnAuthorizedのラインナップには、よりダウンヒル志向の33rpmもあります。
2モデルの違いを、ライディングスタイルと装備構成の観点から整理すると以下のようになります。
▸ 使い方で選ぶ
トレイルがメイン、ゲレンデは年に数回 👉 45rpm
登りもしっかり楽しみたい 👉 45rpm
ゲレンデ・ダウンヒルコースが中心 👉 33rpm
トレイルがメインだが150mm以上のサスペンションが使いたい 👉 33rpm
スペックとサイズ展開
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素材:ダブルバテッド クロモリチューブ
※ケーブル内装式 -
推奨ストローク:120mm〜140mm
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BB規格:T47エクスターナル
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ヘッド規格:ZS44 / ZS44
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シートポスト径:30.9mm
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リアエンド:UDH対応
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付属品:シートクランプ、リアアクスル(USA製)
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価格:189,970円(税込)
サイズ展開(目安)
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XS:〜165cm(少量)
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S:165〜175cm
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M:170〜180cm
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L:180cm〜(少量)
※身長だけでなくリーチ長やドロッパーのストロークを考慮したうえで、実際のポジション出しを含めたサイズ選びがおすすめです。ご相談ください。
※初回ロットはCPカラーで40本限定。グランピーにはXSとSが入荷しました。それぞれごく僅かですのでお早めに。その他のサイズはお問い合わせください。
UnAuthorizedというブランド
UnAuthorizedは、海外トレンドをそのままなぞるのではなく、日本の山やライダーの体格、地形、文化に合ったバイクを追求するブランドです。
45rpmはその中でも、あくまで日常の延長としてのトレイルライドを快適に、長く楽しむための設計となっています。
まとめ
UnAuthorized 45rpmは、「普段はトレイル」「たまにゲレンデ」という方にとって、ちょうどよい選択肢となるハードテイルフレームです。
33rpmと比べて軽量で軽快さと登りの扱いやすさに配慮されており、“走りたい山の姿”が明確な方にとっては、迷わず選べる一台になるかもしれません。
在庫は少数のため、気になる方はお早めにご相談ください。店頭では実際にフレームをご覧いただけます。
サイズ選びやパーツアッセンブルについても、スタッフが丁寧にご案内いたします。
こんにちは 栗本と申します。
45rpm
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