生活の中に溶け込みいつまでも使い続けられる存在でありたい。そう願って始めたのがSig.Randoです。
Sig.Randoはグランピーのオリジナルバイクとして誕生しました。
本当にたくさんのお客様に支えられて、販売を続ける事ができ感謝しております。
休日のキャンプツーリングで使いやすいものを、通勤通学で便利な街乗り用として、普段の生活を共に贈るパートナーとして。
お客様の数ある用途にお答えしつつ、姿や形を変えてカスタマイズされてきたSig.Rando。自転車生活のお役に立っていただければ、何より嬉しく思います。
改めてSig.Randoとは一体何なのかご紹介いたします。
◆Sig.とは何か
Signature=署名 という単語を略して付けた名前です。
「流行に左右されず、長く大切に使えるものを」
それは、グランピーが自転車文化を通して、ずっと持ち続けている信念です。
自転車店として多種多様な物、サービスが世の中にある中で、本当に必要なものは何かを考え、シンプルにまとめたものがSig.というブランドです。
仕事として、趣味として、日常の足として本当に自転車が大好きな人々が、徹底して使い、本質的な経験、遊び、実用から滲み出たリアルなアイデアが私達の商品の原点となっています。
私達の商品は、レースで優勝したり、有名な人が作ったような、特別なものではありません。
ただ愚直に、自転車屋が本当に必要なものは何かを考えた結果、出てきたものばかりです。
自転車の生活の中に溶け込み、いつまでも使い続けられるような存在でありたい。
そう願って始めたブランドが「Sig.」です。
◆Randoとは何か?
Randoの名前は、伝統的な小旅行用自転車であるRandonneurから付けた名前です。
日本は海外とは違った独自の道があります。
例えば、険しい山岳地帯、瀬戸内のサイクリングロード、凹凸の舗装路が多い市街地のように多種多様な路面状況が凝縮されています。
使用用途も多岐にわたります。
普段は着替えやお弁当を持って通勤、週末はしまなみ海道や山岳部へサイクリング、長期連休は一泊二日のキャンプツーリングといった、使い方も多種多様です。
そんな幅広い用途にピッタリなのが、ランドナーという自転車のスタイルです。
長年愛され続けられるこのスタイルを、私達が現代版としてアップデートしたのがRandoです。
私達は今まで自転車屋として、数多くのツーリングバイクを販売し、使用して来ました。
そんな中経験したのが、私達が真に求めるぴったりな自転車が無いということでした。
そこでもっと使いやすい自転車を作りたいという思いが目覚め、出来上がったのがRandoです。
Randoは、大きなタイヤクリアランスを持ち、多くのタイヤやフェンダーを装着できます。
日本一周旅行のような大量の荷物運搬にも耐える頑丈なフレーム・フォーク設計。
各種キャリアに応じたアイレットもご用意しています。
Randoの幅広い汎用性は、お客様の人生の多くの時期で役立ってくれると信じています。
●Youtube【なぜグランピーのオリジナルツーリングバイクを作ったのか?】
●Youtube【グランピーのオリジナルバイク・シグ・ランドーはなぜ台湾で量産できたか?】
◆基本フレームカラー
Sig.Randoのフレームカラーの基本色は全て”パウダーペイント”です。
パウダーペイントの特徴は”頑丈である”という事。
過酷な使用環境にある信号機やガードレールにも使われる手法で、塗膜が厚く傷に強いため、チェーン周りや泥跳ねによる小傷に強くなっています。
有機溶剤を使わず、環境にやさしいのもポイント!
頑丈なパウダーペイントで、フレームやパーツの基礎を守り、より長く大切に使えるようになっています。
Sig.Randoの新基本色カラーは7種類、下記のカラーからお好きな色をお選びいただけます。
写真の左から
・レモンイエロー
・シーグリーン
・ディスタントブルー
・カーキグレイ
・オリーブグリーン
・レッドバイオレッド
・ブラック
こちらの7色からお選びいただける場合、アップチャージは無しでご注文いただけます。さらに7色の中ですとフレームとフォークを別の色にペイントすることも可能です。
※定番色は全て単色ペイントで「Sig. Rando」のロゴはホワイトのデカールとなります。
◆Sig.Randoオリジナルカラー
広島のフィールドで得た経験から作った、日本を意識させる8色がSig.Randoのオリジナルカラーとなります。
1. Setouchi
島々に囲まれた日本の海、山々から流れてくる栄養たっぷりの水のような感じ。
実は、もっと爽やかな色でも良いと思っていました。
ただ、昔グランピーペインターがヨットに乗っていた頃、瀬戸内の海でひっくり返った事があるという苦い思い出が、そうはさせてくれませんでした。
時には穏やかに、時には厳しく接してくれる瀬戸内の海。
生活に寄り添った飽きが来ない海の色、そんな色を目指して作りました。
2. Icho
紅葉仕掛けのイチョウの葉、少し緑みで、濁った渋い感じ。
自然界にあるイエローカラーは一言では表しにくい、素敵な色をしています。
グランピーペインターが、秋の山の中へ出掛けるといつも考えてしまう事。
それは、自然の中にはキラキラとした原色が無いこという事です。
いつも見ていた山の色は、少し濁った中間色。
自然溢れる中に溶け込むような山の色、そんな色を目指して作りました。
3. Momiji
誰もが知る日本の伝統色、秋の美しき紅葉、伝統工芸品のような感じに。
漆器、神社の鳥居、印鑑の朱肉、万葉集の中にも登場する、日本に溶け込んだものを。
美術品が好きな竹之下が取り入れたかったのは「和」のイメージ。
慎ましくとも威厳を放つ、歴史ある色。
日本で受け継がれて来た朱の色、そんな色を目指して作りました。
4. Nashiji
無難な色として使われる黒という色。しかし、ただの黒ではありません。
日本の伝統工芸品である、漆のおぼんや箱細工を見て思うのは、色がお互いに引き立てあっているという事です。
色彩の中にある金や銀の細工、絵柄がそれぞれを強調し合う事で素晴らしい逸品になるのだと。
Nashijiとは、色を引き立て合わせる技法の名称。
輝くものがあって黒が引き立つ。黒があるからこそ輝ける。
そんな、色の表裏一体は絶対あると思うのです。
「黒が輝く存在に」そんな色を目指して作りました。
5.Crema(クレマ)
イメージしたのは、シルクのように輝くエスプレッソのクレマ。
グランピーはカフェが隣接しているので、毎日自然と目に入る生活の定番色。
クレマはエスプレッソの上層に浮かぶ濃厚かつきめ細やかな泡の事で、美味しいエスプレッソにはなくてはならない存在。
毎日のコーヒーのように、生活に根ざした自転車カラーにしたい。
そんな思いを込めて作りました。
6.柿
晩秋の頃、ペインターが通勤していた峠道に渋柿の木がありました。
その柿の実は誰にも気づかれず、取られることもなく、木の上で熟していきました。
実が半透明になるまで熟した頃、夕日に照らされた色がなんとも美しかったんです。
この美しさを伝えたい、そんな思いで作った色が柿です。
7.チタン
自転車を趣味としてのめり込むと、いつかは出会うのが"チタン"という存在です。
渋く輝く銀色は、あらゆる色のパーツと相性が良いのも不思議な色。
ペイントの表面は艶消しで落ち着いた大人の印象にしました。
飽きが来ず、末長く付き合える色として、そんな思いで作った色がチタンです。
8.ヨモギ
ヨモギは特別なものではなく、昔から変わらずに私達の身近にある植物です。
薬になったり、餅になったり、お茶としても長年親しまれています。
クラシックな雰囲気で色合いも良く、生活の中に溶け込むような色。
そんな思いで作った色がヨモギです。
●Youtube【グランピーオリジナルバイクのカラーを調色する】
●Youtube【グランピー・オリジナル・ツーリングバイクの基本カラーを発表します。】
◆ヘッドバッジ
フレームの前面には「真鍮製ヘッドバッチ」を装着。
デザインは瀬戸内に浮かぶ宮島をイメージしています。
真鍮バッチは経年変化で色味が変わり、徐々に深い色合いに変化します。
毎日の通勤の足として使う方、休日の趣味として使うサイクリストの方。
それぞれの使い方によって、色合いが変わるヘッドバッチです。
Sig.Randoに乗る一人一人の安全を願いつつ、最後の仕上げとして装着致します。
◆デカール
フレームセットには「Sig.Rando」とロゴが入ります。
ロゴはホワイトカラーのデカールタイプです。
デカールは自転車を長年使っていくと、徐々に劣化し、剥がれやすくなってきます。
使用に伴って、剥がれ始めた時とオーバーホール(自転車を分解して綺麗にクリーニングする作業)にオススメな時期が丁度同じ位となり、メンテナンス時期を知らせるいい目安となります。
また、標準仕様でSig.Randoのロゴをデカールにする事で、新たにフレームをリペイントした時でも、費用を抑えつつ、標準仕様を再現する事ができます。
◆主な仕様
- クロモリ製のフレーム・フォークチューブ。
- ディスクブレーキ専用フレーム、ISマウント対応。
- 160mm以上のブレーキローターに対応。
- ホイールサイズは、26inchi・650B・700Cの3サイズコンパーチブル。
- 最大タイヤ幅は、26x2.3、650Bx2.22、700x41cまで確認済み。
- タイヤクリアランスは、前後650Bサイズで65mmを確保。
- フロントキャリア、リアキャリア、アンダーサイドキャリア等、多様なキャリアに対応。
- センタースタンド台座を標準装備。
- ダウンチューブ上部と下部、シートチューブの3箇所にボトルケージ台座を装備。
- ヘッドチューブは1-1/8オーバーサイズ。
- シートチューブ内径27.2mm、外径30.0mm。
- フロントエンド100mm、リアエンド135mm、QRタイプ。
- ボトムブラケットは68mmのスレッドタイプ。
- セグメントフォークを標準装備。
- 前後最大65mmまでのマッドガードを装着可能。
- フレームポンプペグを標準装備。(M,Lサイズのみ)
◆フレームジオメトリー
フレームサイズはS,M,Lの3サイズ展開となります。
Sサイズ(身長155~165cm)、Mサイズ(身長165~175cm)、Lサイズ(身長175~180cm)が目安となります。
◆Q&A
Q. カスタムでフレームセットから組み立てると、自転車の価格はいくらになりますか。
A. 下記をご参考ください。
・Sig.Randoの良いところを最大に引き出し、尚かつ、コストを抑えた組み方→35万円前後。
・クリスキングやブルックス等、ワンポイントとして憧れのパーツ装着する組み方→45万円前後。
・憧れのパーツで自転車を完璧にまとめた、いつかは手に入れたい文句無しの組み方→70万円前後。
※現在お持ちのパーツをご持参いただけると、完成時の価格調整が可能です。
※サーリーのストラグラーやディスクトラッカー、オールシティのスペースホースディスクやマッチョマンディスクをお持ちの方は、各パーツの規格が同じである為、フレームの載せ替えも可能です。詳しくはスタッフまで。
Q.どんな場所を走る自転車ですか?
A.アスファルト、砂地、草っ原、林道ダート、走りたい場所を走ってください。
カスタムによって、オールロードバイク、グラベルバイク、ツーリングバイクと姿を変え、楽しんでいただけます。
◆フレームセット価格
・フレームセット(フォークダボなし) 108,000円(税別) ※在庫がなくなり次第終了
・フレームセット(フォークダボあり) 118,000円(税別)
価格は基本カラーペイント料金込みです。
◆完成車価格
・完成車 フロントシングルモデル (フォークダボあり)382,000円(税込)
◆販売協力店
自転車は乗り始めると故障や消耗品の交換等、お買い上げ頂いた後のメンテナンスが大切です。
安心してお買い求めいただき、その後のアフターフォローもご相談いただけるショップ様に、販売協力店としてSig.Randoをお取り扱い頂いています。
お近くにお住まいのお客様でSig.Randoをご検討されている方は、ぜひ足を運んでみてください。
〒213-0002 神奈川県川崎市高津区二子1丁目25−18
TEL:044-712-0074
Youtubeチャンネル→AboveBikeVisions.
〒810-0014 福岡市中央区平尾3-10-10
TEL:092-518-7668
Instagram:sputnikcycle
〒540-0012 大阪府大阪市中央区谷町6丁目18−20
TEL:06-6762-6605
Youtubeチャンネル:Hutte8to8CycleShopヒュッテ チャンネル
〒543-0052 大阪市天王寺区大道1-2-34
TEL:06-4303-3196
Youtubeチャンネル:Bicycle Studio MOVEMENT
〒602-0878 京都府京都市上京区高島町338-2
TEL:075-231-3598
Instagram:eirinmaru
◆Sig.の卸売について
Sig.の目指すテーマは、「長く大切に使える」こと。
自転車に乗り続けると、消耗部品の交換や、故障の修理が必要になります。
何かあった時に相談できる自転車ショップがそばにあることは、最も大切なことだと考えています。
インターネットが発達した現代においても、それは揺るぎないもので、お店とお客様とのリアルなコミュニケーションこそが自転車を楽しんで行くためには大切だと思っています。
お客様がお住いの地域で、不安なく自転車生活が送れること。
時代に逆行するかもしれませんが、それには、ローカルの力が必要不可欠なのです。
僕たちがご提案するSig.の商品は一般的に流通した自転車規格を採用しています。
特殊な規格は採用せず、どこの自転車屋でも修理用パーツが注文でき、どこの自転車屋でも修理がしやすい商品として考えています。
僕たちは、自転車に乗る全国の方々が、より安心して自転車に乗れるように、協力していただける仲間を探しています。
詳細はこちらからお問い合わせください。