Panasonicのスポルティーフバイク、FSS9のカスタム紹介です。

FSS9は先人達の知恵が詰まった伝統的なスポルティーフバイクで、ブルベやロングライドといった長時間のライドが得意なモデルです。

フレームセットをベースにして、お客様のご持参品、年代物のパーツ、新品のパーツ等、さまざまなパーツで組み立てました。

クラシックな見た目も大切にするために、全体的にシルバーカラーのパーツをチョイスしました。

ブレーキレバーはTRPのRRL SRを使用しました。クラシックな穴あきレバーで、軽量化に貢献。ブレーキケーブルはバーテープの内側を通るルートなので、ハンドル周りもすっきりとまとまります。

バーテープはVIVAのコットンバーテープ。使えば使うほど味が出るので、経年変化も楽しめます。より耐久性を上げるなら、シェラックニスを塗布しても良いでしょう。

FSS9のフレームセットには(ヘッドセット、フロントキャリア、前後フルフェンダー)がオプションで付いてきます。

フレームにジャストフィットしたラックが付き、見た目もバッチリです!

サドルは、ブルックスの長定番、B17スペシャルを装着しました。

新品は座面が硬めですが、座れば座るほどお尻に馴染み、柔らかくなっていきます。

一度フィットすると他のサドルは使えない!?と言わしめるほどのレザーサドル。100年近く形状が変わらないのもの、そんな快適性から来ているのかもしれません。

前後のブレーキは伝説のブレーキメーカーMAFACを装着。現在新品では入手できないもので、こちらはお客様にお持ち込み頂いたパーツ。

造形美が非常に良く、ブレーキもしっかり効き、とても良いブレーキです。

ホイール周りもシルバーパーツでまとめました。

ハブはベロオレンジのフロントハブ、リアカセットハブをチョイス。

ベロオレンジは、現代でもシルバーカラーを展開している数少ないブランドの一つ。クラシックなパーツを選ぶなら、まず抑えておきたいブランドです。

リムはベロシティのアトラスをチョイス。

非常にシンプルな見た目なのですが、頑丈で荷物を積んでもびくともしないのが魅力。

スポルティーフとも相性バッチリです。

タイヤはパナレーサーのグラベルキング700x35c。こちらも言わずと知れた超定番人気タイヤ。

メーカー表記のFSS9のタイヤクリアランスは700x32cですが、今回の組み合わせでたクリアランスに余裕があったので少しオーバー気味に装着しています。

FSS9はラックやフェンダーが取り付けできるダボ穴が、フレームの至る所に設置されています。

今回は、ラックのダボ穴を使ってKileyのコインリフレクターを装着しました。これで夜間の視認性もUP!

ドライブトレインまわりもシルバーパーツで統一しました。

Sugino Mighty Tourとマイクロシフトのディレイラーを組み合わせて装着しました。

カンチブレーキやスレッドステムといった伝統的仕様の自転車は、今は数が少なく貴重なモデルです。

今回はお客様からご持参いただいたパーツと併せて組み立てし、新旧のパーツが合わさった、素敵な一台になりました。
スチールバイクの細身のフレームは、いつになってもカッコいいですね!

Panasonic FSS9 フレームセット
価格:187,000円~

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