オールラウンドに使えるフラットペダル【Crankbrothers Stamp 7】
こんにちは、grumpyの池田です。
フラットペダルの魅力は普段のシューズやサンダルでも使える手軽さだと思います。
トレイルライドのような凹凸が激しい場所を想定したペダルの場合、滑らないようにペダル表面にペダルピンと言う金属のピンが両面に設置され、これがシューズに食い込む事で脅威のグリップ力を発揮しています。
ただ、一度この手のペダルを試したことがある人はご存知だとと思うのですが、このペダルピン、脚へのダメージも結構強力なんです。
◆強烈すぎるグリップ力は...。
例えば、脚を踏み外した時に脛部分にヒットさせてしまい痛みに悶絶…。漕ぎ出しの時、足の甲でペダルを掬い上げようとしたけど、サンダルを履いていたことを忘ていてヒット、痛みに悶絶…。
そう、実はトレイルライドに最高のペダルは、普段使いやバイクツーリングで使うにはそのグリップ力は強烈すぎるのです。
そんなフラットペダルの中で、丁度良い塩梅なのが【Crankbrothers Stamp 7】なんです。
◆Crankbrothers Stamp 7の魅力について
Stamp 7は、別名「オールラウンドペダル」とも言われていて、一つに限定されない幅広い使い方ができるペダルです。
例えば、世界のトップMTBライダーにも使われつつ、世界を旅行するバイクパッカーにも使われていると言う具合です。
最近では、万能でどんな使い方もできる自転車が多く展開されていますが、まさにそんな自転車にもピッタリ!
そして、ヘビーデューティーな使用にも耐えられる非常に高い耐久性も特徴の一つ。
Stamp 7は、他のフラットペダルにはない特徴がいくつもミックスされている少し変わったペダルです。
一つずつご紹介していきます!
◆ペダルピンについて
現在のStamp 7に採用されているペダルピンは、ペダル上に出る量を自由に変更する事でグリップ力を調整することができます。
トレイルライドのような激しい動きをする際は、ペダルピンを長めに設定してグリップ力を高めます。
街乗りやバイクツーリングで使う時にはペダルピンを短めに設定して、グリップ力が強すぎないちょうど良い具合にセッティングにすることができます。
ペダルピンは、一番低くすると約1mm程の突起となり、サンダルやスニーカーでも靴底を痛めにくくなります。
1mmは、他のフラットペダルよりもかなり低いのですが、トレイルや雪のライドをしてもグリップ力が不十分だと感じたことはありませんでした。
注意点としては、ペダルピンの高さを何回も調整していると、ネジ山に付着している緩み留め剤が落ちてしまい、ネジが緩みやすくなります。
定期的なメンテナンスの一つとして、ペダルピンに緩みどめを塗ってあげるととても良くなります。
◆メンテナンスのしやすさがピカイチ!
Stamp7は、数あるペダルの中で最もメンテナンスしやすいと言っても過言ではないのがペダルです。
スピンドルの横にある2つのボルトを6角レンチ緩めるだけで、スピンドル本体が脱着でき、簡単に分解が可能でクリーニングやグリスアップができます。
(スピンドルの先端付近、ペダル中央のネジ穴からグリスを注入することも可能です)
フラットペダルによくある形状として、ペダルのアウトサイド側にスピンドルキャップが設置されています。
この形状はベアリングの打ち替え等、構造上のメリットがありますが、ペダルを路面や障害物に強くぶつけると、変形して工具が使用できずキャップが取り外せないことがあります。
しかし、Stamp 7は大丈夫!
構造上、スピンドルがペダルの中央で止まり、アウトサイド側にはキャップがありません。
そのため、もしペダルをヒットさせて、アウトサイド側に傷が入ってしまっても、全く影響することなくメンテナンスが可能です。
◆ペダルは2サイズ展開。迷ったら大きい方がオススメ!
フラットペダルを選ぶ時に気になるポイントの一つは踏み面の大きさでしょう。
足が小さい人、大きい人で同じサイズのペダルを踏むと感じ方もグリップ感も違ったものになります。
Stamp7は、足の大きさに合わせて選べるようにSサイズ、Lサイズの2サイズが展開されています。
サイズ26.5cm以下はSサイズ、26.5cm以上はLサイズがメーカーの推奨です。
ただ、悩ましいのが足のサイズが26.5cmの方。
両方選べてしまうので、どちらを選ぶか困りませんか?実は僕もこのサイズでした。
実際に両方のサイズを試してみましたが、僕は大きいサイズのペダルを選ぶことをお勧めします!
Lサイズのペダル面は111x114mm超ビッグサイズで、このサイズのペダルってなかなかないんですよね。
実際に使ってみるとまるで地面の上に立っているかのような、素晴らしい安定感で非常に素晴らしい踏み心地です。
また、Stamp7はペダル自体が薄型で、ペダリングにダイレクト感があるのも特徴です。
サイズの大小に関わらず、上下方向のペダリングはとてもしやすいです。
Stamp7のプラットフォームは、角が面取りされていてスッキリした形状。
最近、Stamp7のペダルでオフロードや街中、歩車道の段差の近くなど、いろんな場所を走っていますが、地面や物に接触することなく使用できています。
◆耐久性について
Stamp 7は、形状やメンテナンスのしやすさから耐久性にも定評があるペダルです。
圧倒的な耐久性は本当にハード使い方をする方々、例えば世界旅行で数万キロ走るバイクツアラーにもメリットは大きいでしょう。毎日自転車通勤をする人にもいいですね!
◆ペダルは"Stamp 7"、シューズは"Giro Tracker"
Stamp 7のペダルをもっと生かしていくなら、フラットペダル用シューズを合わせるのがオススメ!
もちろん、普段履いているスニーカーやサンダルでも良いのですが、もっと使いやすくするなら一度は試してほしいです!
グランピーで人気のフラットペダル用シューズがGiroのTracker。
自転車と徒歩の両方で使えて、速乾性が高く、軽量でグリップ力も良いシューズです。
通気性も良いので、夏の使用にもオススメ!梅雨の時期、濡れてもすぐ乾きます。
Trackerは、Stamp7と似た性質をもつ”オールラウンド”なシューズです。
自転車でのサイクリングもOK、ロングライドもOK、トレイルに入ったらよくグリップし、自転車を降りた後も歩いて使えると言った具合。
自転車通勤もするし、週末のサイクリングもする。そんな1台で色々こなす方々にはぴったりなシューズです。
もし、Stamp7を使うならこのシューズも要チェックですよ!
ということで、Crankbrothers Stamp 7ペダルのご紹介でした。
MTBのみならず、普段使いやツーリングバイクのペダルの選択肢の一つとして、ぜひStamp 7を加えてみてください。
Crankbrothers STAMP 7 価格:27,800円
※ちょっとややこしいですが、一部のサイズ、カラーは22,100円となっています。
◆youtube動画 クランクブラザーズのスタンプ7について