全てをこの1台で!ロード、グラベル、MTBがミックスされたモンスターバイク”Kona Sutra LTD”って何?
【Kona Sutra LTD】縛られるのが大嫌いな自由人にぴったりなバイクです。
SUTRA LTDって何かというと、SUTRAというKONAの伝統的なツーリングバイクをベースにもっとオフロードも走れるように、スピンオフ的に登場したモデルです。
自分の脚で好きな場所に旅をする、そんなツーリングバイクの経験を元に、さらに路面状況まで関係なく走れるようになったオフロードツーリングバイク。
自転車のカテゴリに縛られず、各部が自由な発想で作られていて、ロードバイクやMTBの規格がミックスされている個性的なポイントです。
ツーリングバイクの積載量、MTBのオフロード走破性、ロードバイクの爽快感を併せ持つ正に何でも来い!の一台です。
山遊びやアウトドア好きな人には、堪らない仕様になっています!
Kona Sutra LTDの現物を見てもらいたくて、店頭展示用として組立中だったのですが、売約済みとなってしまいました。
最近徐々に人気になってきているSUTRA LTD、もっと詳しく知りたい方はこの先、どうぞ読み進めてください。
写真のSUTRA LTDは2022年モデルですが、2024年モデルとはフレームカラーとハンドル以外ほぼ一緒の仕様です。
2024年モデルについてはYoutube動画でご紹介していますのでご参考ください。
Sutra LTDは長年Konaのラインナップに名を連ねるベストセラーモデルです。そんなモデルに今注目すべきな理由の一つに、グラベルバイクのコンポーネントが充実してきた事が挙げられます。
MTBとロードバイク、別々のカテゴリだったの真ん中にグラベルバイクのコンポーネントが登場し、両方のギア比や使い方を兼ね備えたパーツも充実、多様性に富んだ選択ができるようになりました。
なので、使い方やパーツの仕様に縛られず自分の乗りたいように、自分に合わせて自由に楽しめるようになったのです。
そんな自由なカスタマイズに応えてくれるのが、MTBとロードの規格がミックスされたSutra LTDの特徴です。
日本ではSutra LTDは完成車のみの販売ですが、その仕様も面白いものになっています。
ブレーキ・シフトレバーはスラムのライバル。油圧ディスクブレーキでオンロード、オフロード問わず抜群の制動力を発揮します。
このタイプのブレーキレバーは、先端が少し伸びていて、持ちやすくなっているので、ロングライドの時にポジションを変えて休憩するのにも使えます。
右のシフトレバーはリアディレイラーを操作し、左はドロッパーポストが操作できるようになっています。
ヘッドチューブは上部が細く、下部が太くなったテーパー型です。このお陰でフロントフォークの交換もしやすくなってます。
現在主流のディスクブレーキ対応フォークは、テーパー型のものが多いため、これでほとんどのフォークが装着できます。
もっと軽く、軽快に走りた場合はカーボンフォークを、もっと安定してオフロードを楽しみたい場合はサスペンションフォークを。
使い方に合わせてカスタムも自由自在です。
元々付いているクロモリフォークは、各所にダボ穴が配置されてバイクパッキングやラック、フェンダーなどアクセサリーの取り付けがしやすくなっています。
実用的に通勤したり、キャンプツーリングに使ったりするなら、このフォークが最も良いでしょう。
フォークの長さは430mmとなっていて、グラベルサスペンションの平均的な長さになっています。なので、今後サスペンションフォークを装着しても走り心地が変わったり、ハンドル操作がしにくくなったり、そんなことが起こりにくくなっているんです。
前後のタイヤは29x2.25のMTBタイヤが装着されています。MTBではお馴染みの29インチのタイヤですが、ドロップハンドルを前提にした自転車に装着されているものはほとんどないんです。
29インチタイヤの特徴は外径が大きく、走破性が非常に高い事。
トレイルライドにも行けてしまうほどの走破性なので、砂利道や街中の多少の凸凹なんて問題にならないでしょう。
自転車の"走破性"を最大限に生かすなら、できるだけタイヤは大きくした方が良い。以前、ジョーンズバイクスのジェフさんが言っていた言葉です。
自転車という乗り物の特徴はタイヤサイズが大きい事。
タイヤサイズをできるだけ大きくすれば、路面状況に関係なく障害物も乗り越えやすくなり、安定して走れるようになります。
リムとタイヤはチューブレスレディタイプで、完成車にはチューブレス用のバルブも付属します。
あとはシーラントを追加すれば、コストを抑えてチューブレス仕様にする事も可能。お好きな仕様でお使い頂けます。
Sutra LTDにはドロッパーポストが標準装備されます。街中では信号待ちの時に使って足が地面に付きやすくしたり、オフロードではポジションを変更しやすいようにしたりと、意外と活躍の場が広いアイテムです。
標準装備のトランズX製ドロッパーポストは、工具無しでトラベル量(動く量)を変更できるので、足の長さに合わせて微調整もしやすくなっています。
ケーブル類は全て外装式になっています。自分でメンテナンスをしたり、カスタムをしたい人には嬉しい仕様というのもポイント。
長い間自転車を使うなら、メンテナンス製が高いというのは本当に大事だと思います。
前後のブレーキは、ロードバイクやグラベルバイクで主流になっているフラットマウント規格を採用しています。今後カスタマイズの時にもメーカーやモデルを多様に選べますね。
そして、ディスクローターはMTBで主流の180mmサイズ(ロード系は140,160mmが多いです)が採用されています。制動力が高く、もしトレイルのような場所に入っても安心して走れます。
また、前後のハブはロードバイクやグラベルバイクに採用されている100mmと142mmのスルーアクスル規格。
軽量なホイールセットも使うのもよし、ダイナモホイールを作るのもよし、自分の使い方に合わせて自由にやっちゃいましょう。
フレームの各所にはダボ穴が用意されているので、荷物の積載もお手のものです。ボトルだけでなく、フレームバッグやトップチューブバッグを想定しているのも嬉しいですね。
バイクパッキングやロングツーリングでも大活躍してくれるでしょう。
そして、リア側にも各所にダボ穴が設置されています。
ラックやフルフェンダーなど、あらゆるアクセサリーが装着可能です。
クランクは主にMTBに採用されている73mmのBSAタイプです。
太いタイヤを装着できるようにするために、ロードバイクよりも幅が広いMTB規格を採用しているのだと思います。
現行のKona Sutra LTDはこちらのMatte Turismo Oliveカラーとなります。
自然の中に溶け込む、シックで落ち着いたカラーですね。
Kona Sutra LTD 完成車
価格:305,800
Sutra LTDのジオメトリー表(各部の寸法表)を見てみます。
69.5°の大きく寝たヘッド角は、まるでMTBのようにオフロードでも安定します。
自転車の安定感に影響するBBドロップは長めで、ロードバイクのような低重心で落ち着いた走行ができるようになっています。
オン/オフロードを自由自在に駆け抜け、ツーリングも得意でトレイルライドまで足を突っ込める。
自転車でやりたい事はたくさんあるけど、いろんな都合上、1台しか持てない。いろんな自転車持っているけど、何でもできる一台に絞りたい。
ならば、Kona Sutra LTDです。
しまなみ海道だって、里山のトレイルライドだって、キャンプツーリングだって、これ一台で行っちゃいましょう!
はじめまして。ヤマサキと申します。
池田さんのチャンネルを拝見させてもらってから、Kona Sutra LTDの購入を検討しています。
入手困難かもしれませんが、サイズだけでも知りたいのでアドバイスいただけませんか?
身長178cm股下82cm体重78kgですが、52と54で悩んでおります。
よろしくお願いします。