後世に残したい"名作"リムブレーキ
現代の自転車はディスクブレーキが中心となってきましたが、いまだに根強いファンがいるのがリムブレーキです。
ホイール周りがシンプルになり、軽量で、メンテナンスがしやすい等リムブレーキが好きな理由は色々あると思います。
様々なリムブレーキがありますが、一つの完成形と言えるのが【PAUL MINIMOTO】でしょう。
PAUL MINIMOTO
アメリカのカリフォルニア州チコの街で作られるPAULのMINIMOTOブレーキ。
リムブレーキは一世代前のオールドスタイルと見られがちですが、決してそんなことはありません。
リムブレーキの中でもPAULのMINIMOTOが優れているのは、ブレーキに求められる要素を高い次元で実現している事でしょう。
つまり、"圧倒的制動力"があり、"シンプルな構造"で壊れにくく、"優れたメンテナンス性”で容易に調整が可能。
ホイールの着脱やワイヤーの引き量調整のしやすさのような"機能性"まで兼ね備えている。
後世にも残したい名作パーツの一つだと思います。
それでは、ポールのミニモトが優れている具体的なポイントをご紹介します。
まず言いたいのは【圧倒的な制動力】があるという点。
リムブレーキはディスクブレーキと比較されやすいですが、悪天候においても引けを取らない制動力があります。
ディスクブレーキが主流になる前、悪路を走るシクロクロス選手に圧倒的な支持があり、皆がこぞって装着していた程。
荷物の積載量が多いツーリングバイクにもおすすめな一品。もちろん池田も使っています。
海外のシクロクロスマガジンでも「ベストリムブレーキ賞」を何度も受賞していることからも伺えます。
「リムブレーキは効かない...」そんなイメージはこのブレーキを使ってからにしましょう。
次に【優れたメンテナンス性】があるという点です。
MINIMOTOは1つ1つのスモールパーツまで簡単に分解できます。
クリーニングも細部まで徹底して可能。
各パーツが補修部品としてラインナップされているので、もし一部が破損しても最小限のコストで修理ができます。
修理しながらいつまでも使い続けられる、サスティナブルなパーツとも言えるでしょう。
そして【機能性が良い】という点。
ブレーキアームはシンプルな構造で簡単にリリースでき、ホイールの着脱に大変便利。
また、ワイヤーのアジャスター機能も一緒になっているため、好みに合わせたワイヤー引き量調整も簡単にできます。
ブレーキ本体のバネ力(外側に開こうとする力)も微調整が可能で、これはブレーキレバーを握る時の、引きの軽さに影響する部分。
15mmスパナで無段階に調整できるので、好みに合わせた調整ができます。
リアラックの取り付けも容易です。
Vブレーキは構造上、リアラックのステイが接触して取り付けできない事があります。
ミニモトブレーキは、ブレーキアームが外側に開いているため、多くのリアラックを問題なく取り付けできます。
リムブレーキは決して時代遅れの産物などではなく、これからも頼れる自転車の定番ブレーキとして残っていく事でしょう。
それではPAULのMINIMOTOで楽しいライドをっ!