サーリーのミッドナイトスペシャルがなぜ良いのか?やっと、その理由が分かりました。

どうも、ジーパンサイクリスト榎本です。


今回のブログは、自分のロードバイクの楽しかった思い出話と、自転車選びの基本になってるBBドロップの話と、サーリーのミッドナイトスペシャルの話をしていきます。「2台目は良く走る自転車が欲しい人!」そんな人は少しだけ参考になると思うので最後までお付き合いください。

それ以外の人は、少しマニアックな話になるので、興味なければ途中で離脱してもOKです。



今から7、8年前の話です。

ビンディングシューズを履き出した、ロードバイク中級者の頃から100kmを超える長距離ライドにハマってる頃。当時は、今よりも時間があったので、休日も自転車漬け。今思えば、仲間と走ってたあの頃が一番ロードバイク楽しかったですね。

自転車は目的地へ行くための手段なので、気の会う仲間と一緒に走れたのが、今では良い思い出。その仲間とは7年経った今でも連絡を取り合う大切な仲間になってます。

ハマってた頃は、距離100km走るまで帰れませんライドをしたり、輪行していろんな場所を楽しんでました。今よりも10kg痩せてます。



 

当時のウエアが個性的(ダサっ)すぎて、まさに負の遺産です。このブログを見てる人には真似して欲しくないダメなウエアの組み合わせです。グランピーYouTubeのアパレル動画の冒頭で、「そこのダサいあなた!」と言ってるのは、過去の自分へ向けた一言です。

荒川サイクリングロード、利根川、江戸川、ヘルシーロード、物見山、定峰峠、白石峠、奥多摩など、よく耳にする場所はとりあえずライド。MTBにハマってた時期もありましたが、埼玉時代の後半はほとんどがオンロードライドでした。



当時の愛車はサーリーのペーサー/SURLY PACER。現在のミッドナイトスペシャルです。このペーサーは、所在不明です。







今見ると信じられない細さのタイヤです。多分23Cか25Cでしょう。この頃は、グラベルロードバイクやフロントシングルギアのジャンルは無く、オンロードバイクはロードバイク一択でした。

(今では普通に使われてるフレームバッグも無かったみたいですね)

 

ある時は、細いタイヤで10時間の長距離サイクリング。距離140km走るまで帰れませんライド。これくらい走ると距離マウント取れますね。組み付けしてるパーツの構成を見ると最悪。統一感がなく真似して欲しくないダメなお手本です。今よりもシュッとしてますね。

一番の良い思い出は、千葉県の海沿いを走ったときです。基本的に自分は一匹狼なので、気の知れない集団と走るのがストレスです。自分だけの時間を、自分だけで楽しむのが一番の幸せ。ソロライドが好きな人は共感してくれると思います。EOS5DにEF50mmF1.4の単焦点レンズをつけてライドするのが自分のスタイル。この頃からYouTubeを知っていれば、今頃自分は超人気ユーチューバーで、広告収入だけて暮らせていけたでしょう。



この千葉ライドは、1泊2日のお泊まりライド。

ロードバイク人生の中で、1泊2日のサイクリングほど贅沢なものはありません。特に大人になると自分だけの時間が限られるため、1泊2日のサイクリングなんて3年計画だぁ!と言う人もいるでしょう。





向こうに、シャチの有名な鴨川シーワールドが見えます。なぜこのジャージで走ったのかは、今思うと不明です。



当時働いていた自転車ショップ(セオサイクル)では、様々なロードバイクに触れることができて、それは今では大切な経験になってます。

スペシャ、トレック、キャノンデール、ジャイアント、スコット、アンカー、ピナレロ、パナソニックなどなど。いろんなロードバイクに乗って感じたことは、重心の高い自転車は楽しいと言うことです。重心の高いパナソニックのCXとの出会いが衝撃でした。このパナソニックの話は別の回で話します。

重心の高い自転車のメリットは、漕ぎ出しが軽く、ヒルクライムのダンシングが楽しい、長距離乗らなくても楽しめると言うこと。2014年頃には、それを悟ってしまいました。

「短い時間、短い距離でも120%楽しむ」

大人は休日でも忙しい!限られた時間しかない大人に楽しんで欲しい!と言う願いから生まれた言葉です。



ロードバイクのオンロードサイクリングは常に新しい発見があります。同じ道を走っても、路面状況が変わっていたり、どうせなら知らない道を走ってみたくなります。

ちょうどいい回転域のゾーンに入ったときは、ずっとペダルを回していたい気持ちになります。



ストイック抜きにして、どこまでも続くこんな道を楽しめたら、月〜金曜のつらい仕事のリフレッシュになること間違いなしです。



↑一番、仕上がってたとき。

ところで今、サーリーのミッドナイトスペシャルが人気なんですが、なぜ人気なのか?

疑問に思うことがあります。フロントフォークにダボ穴があるから?Fラックを付けれるから?汎用性があるから?

と言うことで、自分が乗ってたペーサーとミッドナイトのジオメトリーを比較してみました。



BBドロップが7mmも違います。これは一大事です。

一般的なロードバイクはBBドロップが70mm前後。ペーサーもその一種。ちなみに最近のロードバイクは、タイヤの幅が広くなったのでBBドロップが長くなってるようです。

(ちなみにオールシティーのCX BBドロップは66mmです)

ミッドナイトはBBドロップが65mmです。基本的に太いタイヤの装着できる車体のBBドロップは短く、自分が知る限りではPanasonic CXの60mmが一番短いです。いろんな自転車を乗り比べすれば、BBドロップの高さがw



BBドロップが短い自転車で、太いタイヤの装着できる車体は最強のオールロードバイクと言うことです。いろんなウンチクがありますが、BBドロップが短い自転車はすごく楽しい乗りものになります。

Panasonic CXのフレームを使って、オールロードバイクカスタムが当店で人気なのは、それが理由です。

BBドロップが短い自転車は、短い時間、短い距離でも120%楽しめるんです。

未知の道を走るなら、いろんな路面状況に対応した700x38C前後の適度に太いタイヤを装着すれば完璧です。

ミッドナイトスペシャルのジャンルがロードバイクというのも、興味を持たれやすく、人気になった理由だと思います。太いタイヤの装着できるロードバイクは、ストイックにならなくてもロードバイクを楽しめる車体です。

一度楽しいジオメトリーを知ってしまうと、それ基準になります。自分のグランピーロードバイクのBBドロップは、驚異の60mmです。PanasonicCXをベースに設計した究極のオンロードバイクです。装着してるタイヤは700x38C。32Cだと路面の不快になる振動を拾ってしまうので、今の所38Cに落ち着きました。



ちなみに、今所有してるオートバイはRサスを50mm延長して、重心を高くしてます。その結果、車体を倒しやすくなって、今まで以上に峠で走るのが楽しくなりました。



 



速い乗り物が好きな人は、重心が高い方がいいみたいですね。

https://youtu.be/0BjlZypmJlY

 

2021年9月24日公開のYouTubeでミッドナイトのことを話したんですが、意味不明に炎上して内容が薄くなってしまいました。

https://youtu.be/KkXUl2A8DZc

https://youtu.be/wF296DFqOPc

あの騒動後に、そう言えば自分はペーサー持ってたよな。あの頃のオンロードサイクリングが一番楽しかったよな。と思い出したので、今回のブログを書くことになりました。



なぜミッドナイトが人気なのか?

ガチのロードバイクのイメージがない、サーリーだからこそ人気が出た理由もあると思います。

限られた時間の中で120%楽しむには、短いBBドロップと700x38C並みの太タイヤが必要です。ミッドナイトはFラックを付ければ前カゴつけれますが、ミッドナイトスペシャル本来の性能(ロードバイクとして乗る)を発揮するためには、自分は不要だと思ってます。



一方では、ミッドナイトスペシャルにFラックを付けるカスタムを良く見ます。例えるなら、スポーツカーにフールキャリアを付ける様な感じで、速い乗り物だけどのんびりした雰囲気で使う、まさに男のロマンカスタムだと思います。オーバースペックのカスタムができる!それがミッドナイトスペシャルが人気なのかな?と。

今後のミッドナイトスペシャルのグランピー入荷分です。2021年12月頃の入荷になります。

・完成車46サイズ ブラック 1台
・完成車50サイズ ブラック 数台
・完成車54サイズ ブラック 数台

・フレームセット50サイズ ブラック 数台
・フレームセット54サイズ ブラック 数台

購入希望の方は、前払いにて予約を受けてます。来年も自転車が手に入りにくい状況が続きます。
無理は言わないので、良いタイミングでいい自転車と巡り合ってください。

サーリーのミッドナイトスペシャルはいつでも買えると思ったら大間違い!今後の入荷について。


https://www.grumpy.jp/?p=69337

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